2020-09-05 日記 短歌五首 偉大なる毛足の長き犬歩く 向こう岸から微笑みかけて 夜光る 街に馴染まぬ咆哮と 百日紅告ぐ 九月の組成 カーテンを透かす光で思い出す あなたの澄んだ魂の色 デパ地下のケーキコーナー眩しくて 眠れるように花買い帰る 眠り醒め オペラのような足取りで 九月の獣 真水飲み干す